
口腔機能発達支援
何をするの?
私たちが普段何気なく行っている呼吸、食事。会話、コミュニケーションは乳幼児期の口腔機能の発達と大きな関わりを持ち、健康にとっても重要です。
当院では、これらの口腔機能の発達支援として、指しゃぶりや舌の癖の改善を行います。また、食べ方、飲み方について、摂食機能訓練を行います。
当院では、これらの口腔機能の発達支援として、指しゃぶりや舌の癖の改善を行います。また、食べ方、飲み方について、摂食機能訓練を行います。
習癖指導・口腔筋機能療法

口に関わる習癖(指しゃぶり、歯ぎしり、舌癖(ぜつへき)など)への対応を行います。
上図は指しゃぶりがなかなか止められなかった子どもへの指導例です。
本症例では、動機付けと本人の“指しゃぶりを止めたい”という意識の確認を行い、自ら継続できる方法を考えました。なお、習癖指導では装置を用いた改善方法を提案することもあります。

子育て支援について、保護者は様々な悩みをもっていることに気付きますが、その中でも食べることに関わるものは少なくなく、噛まない・噛めない・詰め込み食べ・食事に時間がかかる・食べこぼしが多いなどの問題点が多くの小児に認められます。
これら機能の発達は歯ならびのみならず、歯肉炎やむし歯とも重要な関係があり、健康への影響から見ても重要です。
豊橋キッズデンタルクリニックでは障害、疾病の有無に関わらず、成長期の子どもの食べる機能の獲得を支援するために、摂食機能訓練を行います。
摂食機能訓練の進め方
1.ガイダンス&カウンセリング

また、食事調査アンケートに必要事項を記入していただきます。
2.全身状態の把握
食事前にお子さんの情報(全身疾患の有無、既往歴、現病歴、禁忌事項等)の把握を行います。
3.実際の食事場面の評価
食事調査アンケートをもとに食事の様子を拝見し、以下の項目についてお話します。
- 摂食スキルの評価と介助・学習方法の提案
- 安全面から考えた姿勢や食形態の評価とアドバイス
- 各種機能訓練の提案
4.要点説明と口腔内のチェック
評価と訓練法の要点をお伝えし、食後には口腔清掃を行います。
5.継続的評価
1か月〜数か月に一度、継続的に評価を行います。
障がいを有する子どもへの摂食機能訓練について
障がいを有する子どもにとって栄養摂取は大きな課題です。
子どもの摂食は口腔機能のみならず、病状や小児を取りまく環境と深く関係しており、生活全般の支援が必要となります。
豊橋キッズデンタルクリニックでは発育過程と発育環境に応じた支援策を病院施設、家庭と連携をとりながら提供します。